投資信託 用語解説(雑学)

投資信託とは?(基礎の基礎)

今回は、投資信託って何?それ美味しいの?という本当の初心者のために基本的なことをコラムに書いていきたいと思います。

まず、投資信託というのは、専門家の人が何かのテーマで幾つかの株や債権というものを組み合わせて作ってくれたセットの商品だと思ってください。何か凄そうな商品に感じますよね。

素人がやるよりも、、。

もちろん、素人がやるよりも安全な商品ではあるのですが、メリットもあれば、当然、デメリットもあります。

ココがメリット

1、専門家が選んでくれる。

2、様々な銘柄に分散投資をしてくれてるのでリスクを分散できる。

3、個人じゃ買えないものを買ってくれる(海外の株など)

4、積み立てることにより長期的な資産構築に役立つ可能性が高い。

5、複利の力を利用できる。

6、少額から投資できる。

ココがデメリット

1、短期的には値上がりがしにくい。

2、手数料が高い。

3、運用側は手数料収入がメインなのでボッタクリの可能性がある。

4、商品によっては大損するリスクもある。

などです。細かく、それぞれを説明します。

メリット

1、専門家が選んでくれる。

専門家が銘柄を選んでくれます。そのため、素人が知らない情報の銘柄を選んでくれたり、普通の人よりも情報が早いので、そういう面では安全な可能性が高いです。

2、様々な銘柄に分散投資をしてくれてるのでリスクを分散できる。

分散投資という言葉を聞いた人も多いと思います。要するに、様々な銘柄に投資することを分散投資というのですが、個人でやるとすると膨大な金額を必要とします。株式は100株単位の購入なので、高いものでは1社の株式を購入するには数百万必要です。これを多くの人の資金をベースにして分散投資を行うので、3万円以内で投資信託を買ったとしても自動的に分散とうしができます。

3、個人じゃ買えないものを買ってくれる(海外の株など)

これも大きなメリットの1つですが、海外の株式を買うには税金の面から色々と煩雑です。恐らく、ほとんどの個人の投資家は海外の銘柄を直接買うのは難しいと思います。しかし、投資信託であれば海外の銘柄を中心に組み込まれているものもあるので、必然的に海外への投資となります。

4、積み立てることにより長期的な資産構築に役立つ可能性が高い。

もう一つが、このアプローチです。機会分散という概念があります。一度に購入を行うとリスクが増加しますが、購入タイミングをずらして買うことにより、リスクの分散になります。(これも重要)

普通の株式投資を行う場合は、分散投資による買い付けは難しいですが、投資信託であれば自動の積み立てなどもあるので、分散投資ができるのでオススメです。

5、複利の力を利用できる。

ある意味、ここが一番です。複利計算という数学の偉大な概念です。

アインシュタインが凄い効果だと話していますが、簡単にいうと、単利と複利があります。

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例えば、100万円を預けて、単利で10パーセントであると仮定します。

すると40年後は、500万円となります。(10万×40年=400万)

しかし、複利だと、約4500万円となります。

何というか桁の違う凄さですよね。

もちろん、10パーセントの複利なんて、なかなか、ないですが、、、。

以上のように投資信託も捨てたものではないと言えるでしょう。

 

6、少額から投資できる。

ここも実は重要な要素です。投資信託の基本的な考え方は、株式投資によって大儲けをすることではなく、少額の貯金などで地道に投資をして最終的には資産を増やしていくことが株式投資の基本的な考え方だと思ってください。

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例えば、通常の株式であれば20万円や30万円が投資にとって必要ですが、投資信託であれば100円や1000円から開始することができます。実はお金持ちのための投資ではなく、庶民のための投資が投資信託です。

では、デメリットも見ていきましょう。

デメリット

1、短期的には値上がりがしにくい。

→これは、投資信託を購入した人が最初に感じることだと思います。投資信託は、基本的には価格が伸びません。伸びると思っていても伸びない商品も多いです。ですので、値上がりを期待して投資信託を購入すると、あれ?と思ってしまうことも多いです。ましてや株価が下落している時などは、その感想が顕著になると思います。

2、手数料が高い。

→これもかなり問題です。例えば、アクティブ型の投資信託などは管理手数料が高いです。この管理手数料は凄く重要です。

先ほど複利の話でしたのですが、管理手数料は言い換えれば利益の減少です。複利の力と同じようにマイナス方向に複利の力が影響をしてきますので、基本的には管理手数料が安いものを購入しないと、後で額面ほど、儲かってない現象が発生します。

(アクティブ型というのは頻繁に専門家が売買をして最適な投資を模索してくれるので必然的に手数料が高い)

3、運用側は手数料収入がメインなのでボッタクリの可能性がある。

→多くの投資信託を否定する方は、ここを主張すると思います。基本的に、銀行の窓口などで勧誘されるかもしれませんが、要するに、売る側は売った時点で利益が確定するので、別に相手が損しても構わないのです。注意書きで元本保証ではありませんと書いてあると思います。つまり、売る側が儲ける仕組み、言い換えれば購入側が損をする可能性が高い仕組みと言えます。

4、商品によっては大損するリスクもある。

→これも重要です。投資信託なのに、ダブルインバースやトリプルインバースなどのレバレッジを入れる商品があります。要するに、もう貸すときは大儲けするけど、損するときは大損をするよ。という商品です。この商品の悪いところは、時間が経てば経つほど価格が下落する性質があります。つまり、長期投資をすればするほど損する商品です。ちゃっかり、投資信託のラインナップに入っていることもあるので、こういう商品は注意してください。

まとめ

投資信託にはメリットもあればデメリットもあります。さらに投資信託にも様々な種類の投資信託があり、良い悪いを決められない部分があります。自分が投資信託を購入するときは、その投資信託のメリットとデメリットを理解してから投資を行いましょう。

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